女性に優しいカスタム

一概には言えないが、男性に較べると体格に不安を感じている人が多い女性ライダー。そんな女性ライダーのためのワンポイントカスタムをご紹介。

ハーレーライフを満喫しているのは、勿論男性だけじゃない！重量車でありながら素直なハンドリング、トルクフルで低速重視なエンジン、足つき性のいい低シート、上級者向きのイメージに反し、ハーレーダビッドソンは初心者や女性にも取っ付きやすいオートバイなのだ。「鉄の塊」などと言われる重量級のハーレーだけあって、その重さは半端じゃない。オイルやガソリンを入れて走れる状態になっていると、スポーツスター883でも261kg、ローライダーで298kg、ツーリングシリーズなら350kgを超えてしまう。どんなに体格がよい大男でも、バランスを崩せば、転倒してしまうことは間違いない！

そんな重たい車体を支えられるか？女性や初心者の悩みといえば、なんたって「立ちゴケ」だ。特に女性にとっては大きな問題だ。立ちゴケが怖くてハーレーに乗るのが億劫になってしまう前にお薦めしたいのが、エンジンガードとエクステンションスタンドだ。
エンジンガードは、転倒しても車体が完全に地面と並行に寝てしまうことはない。体が入る隙間が残るため、挟まれて怪我をすることも防げるし、バイクのキズを最小限に抑えられる。起こすときも完全に倒れきっていないので比較的起こしやすい。
また、サイドスタンドにはエクステンションアームを装備したい。足がかかりやすくなるようにサイドスタンドを伸ばす（エクステンド）パーツがコレ。乗車しながらサイドスタンドを出すときにも、伸ばした足で容易にスタンドを出せるため、小柄な人でも安心だ。
ポジションを自分の体型に合わすことも重要なカスタムだ。ハンドルが遠くて広いと感じるなら、各社からラインナップされる様々なハンドルバーから、自分にジャストフィットするバーを選びだそう。他にもレバー類の角度、ペダルの位置など積極的に調整して欲しい。




エンジンガード

万が一の転倒時、車体のキズを最小限に抑えるエンジンガード。
車体と地面に身体を挟まれることを防ぎ、バイクを起こすときにも力が入りやすい。
エクステンションアーム

駐車時にスタンドをサッと出しやすくするエクステンションアーム。
ポジションをアジャスト

4輪車に乗るときは、シートやハンドルを自分に合わせて調整するのが当たり前。バイクだって同じことができることを知っているかな？納車されたら先ず行うこと?それはポジションの調整。ハンドル、レバー、ペダルなどの角度や位置は自分の体格に合わせて調整することが可能だ。